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■【資料保存に求められるフォーカスの変換】 |
翻って、我々を取り巻く「文書管理」、「資料管理」の現状はどうでしょうか?
発想の転換は? マネージメントは? と問うた時、
こと行政文書に限って言えば、まだまだ物足りなさが残るのではないでしょうか!
私ども「文書管理通信」では最近2つの講演、新聞連載をレポートさせていただきました。
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国立国会図書館顧問の安江氏は、情報保存研究会/日本図書館協会 共催シンポジウムの
基調講演 『資料保存の再設計』 のなかで、保存資料に対する捉え方に触れ
「モノ」から「機能」へとフォーカスを転換することが大切である。そのためには“利用のための保存”すなわち『プリザベーション・マネジメント』の考え方と実践 が必要だ、と述べられています。
各団体ではセミナー・シンポジウムの形で、専門家諸氏の研究発表など啓蒙活動が盛んに開催されています。開催に向けてのご努力たるや並々ならぬものと推察いたします。
計画立案、予算獲得にと日々ご努力なさっている皆様からお叱りを受ける事を覚悟であえて申し上げますと、このような会に参加して感じることは“今一歩のマネジメントを!”です。 国や関係諸団体に対してこれからやらねばならない“働きかけ”を“誰が、いつ、どのように”やるのか?を明確に提示し行動に移すことが必要ではないのかと思います。
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日本経済新聞の連載 『現代を歴史に刻む アーカイブズ新しい芽』 でも紹介しましたように、資料保存の重要性が再認識されアーカイブズへの気運が高まりつつあります。
総理をはじめ国が積極的な動きを見せつつあるこの時にこそ、関係諸団体での連携が必要ではないでしょうか。 早急に基盤整備を行ったうえでの強力な働きかけが望まれます。 |
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【参考コンテンツ】 |
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「文書管理通信」編集室 主幹 中村信幸 |
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