静岡市では平成16年度より『統合文書管理システム』を採用しました。
【旧清水市との合併】
平成15年に実施した旧静岡市と旧清水市との合併は、当然のことながら行政区域の広域化、事務量の大幅な増加をもたらしました。
また旧市ごとに異なる文書管理体制の統一も急がれるテーマでした。
【合併時の文書管理について】 |
* |
旧静岡市と旧清水市は平成15年4月1日に対等合併しました。平成18年3月31日にはさらに旧蒲原町を編入合併し清水区蒲原支所となり現在に至っています。 |
* |
旧静岡市・旧清水市・旧蒲原町の3団体とも文書のファイル形態は原則簿冊形式としていましたが、保存文書庫の管理方法は団体によりまちまちで、合併時に既に保存文書の検索・管理がコンピュータ化されていたのは旧静岡市だけで、他2団体は紙台帳での管理方式を採っていました。 |
《 合併に当たっての文書管理基本方針 》 |
|
- 【管理方法】H15,16,17年度の3ヵ年については、各々旧市の保存文書管理方法を踏襲する。
- 【文書の移動】合併時の文書散逸を防ぐため、組織の統廃合に関わる部署の庁舎間移動に伴う現用文書の持ち出しは許可するが、保存文書の移動持ち出しは原則行わない。
- 【管理方法の整合】現用文書は、H16年度から始動の「統合文書管理システム」で、保存文書は、「保存文書管理システム」でH18年度から整合を図る。
|
|
【政令指定都市への移行】
さらに政令指定都市への移行も合併2年後の平成17年4月1日と決定し、国・県道の維持管理など多くの事務が国や県から委譲されることが明らかでした。
電子自治体構想の流れのなか、息つく間もなく押し寄せる課題を解決し、地域住民サービスの向上を図るには、さらなる事務の効率化、情報の共有化の必要が生じたわけです。
|