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【 日本経済新聞 連載記事 】 のご紹介
 
“ドキュメント 挑戦”現代を歴史に刻む アーカイブズ 新しい芽
 
 
【 わが国の現状 〜ずさんな公文書管理 】
 
連載を通して“ずさんな公文書管理” “歴史資料の保存に対する我が国の立ち遅れ”を指摘している。 政府が直面する問題の多くも公文書管理のずさんさが招いており、これは日本には公文書を管理するための法律が無いため、保存期間満了の公文書を廃棄しても何の問題もないことが大きな原因であるとしている。
また、公文書の管理で大きな役割を担うべき「公文書館」ではあるが、日本では情報公開制度との連携が取れていないことが問題であるとも述べている。(連載@)
 
【 福田首相の関心 】
 
幸いにも福田首相はこの問題に対して関心が高く、官房長官時代には制度強化のため
与党国会議員有志による有識者懇談会を発足させている。(H17.3.30)
また先月には「公文書館推進議員懇談会」からの4項目からなる「緊急提言」を受けた。
(H19.12.7)
提言は多義に渡っているが中でも“歴史的価値のある公文書の保存、デジタル化の推進”や “少なくとも全都道府県・主要都市に公文書館を設置する”等の項目は、県、地方自治体にとって今後大きな関わりをもたらす課題である。(連載J)
 
【 海外事情 】
 

広く海外に目を向けると、諸外国ではすでに情報格差(デジタルバイド)を是正し、知識社会を整備するための基礎づくりが始まっている。
デジタル化によるアーカイブズ(記録資料)の変容は、従来の枠を突き破り、書籍や雑誌、文化財などモノの資料がもつ情報との結びつきを見せており、博物館、図書館、
公文書館の情報資源の統合を制度として本格化させ始めている。(連載S)
⇒ 韓国、中国、欧米、英国、米国など国家施策としての各国での進んだ状況を紹介

 
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「記録」に対する日本人の意識は
信じられないほどに低い。
が、その危うさに国民はやっと気づきはじめた。
(連載@)

提言を「重く受け止めた」福田首相がどんな指示を出すのか。(連載J)

知見、知識など歴史が積み上げた情報資源を将来にどう生かすのか。
現代日本に突きつけられた緊急課題である。
(連載S)

 
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