日本図書館協会 資料保存委員会セミナー(第5回) より |
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はじめに最近の「電子記録の保存に関する報告」を解説しています。 |
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オーストラリア国立図書館 ケビン・ブラッドレイ が書いた上記報告書の中で
長期保存メディアとして CD-RやDVDを使用することのリスクを次のように掲げている。
CD-RやDVDは長期保存の信頼性を担保する事を目的に開発された媒体ではないので、重要なアーカイバル記録の保存用として使用するのは重大な危険を伴う。 |
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H15〜17 の 3回にわたる調査 |
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・ 電子資料の保存コスト
・ 利用可能な電子資料 ⇒ 31% 、 1991年資料以前では 3%
・ パッケージ系電子出版物の長期保存対策 |
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アーカイブズの観点から見る電子記録管理ガイド(H19) |
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- 「長期」の概念を5年以上と定義
- アーカイブズは記録作成システム(ハード/ソフト/媒体)の寿命をはるかに超え、技術の変化を予測できる範囲を超える
- 保存方法を一つだけ主張することは実に愚かなことである
- 経費/ユーザーニーズ/サービスレベルの均衡が必要
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電子媒体による公文書等の適切な移管・保存・利用に向けての調査研究報告 (H18) |
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- 電子公文書は 集中管理下 で 電子媒体 での保存が適当
- 電子記録は数式やアプリケーションプログラム等を除いた エッセンス【本質】部分 を
保存するのが適当
- 紙の公文書の 「見た目」に近い画像 を保存し、提供する
- 電子メール等は添付ファイルやデータベースリンクを除いたエッセンスを提供
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長期的保存技術の一つとして“アナログ記録への変換”を上げている点は現実的
- 電子保存技術の可能性とベストプラクティスをバランスよく検討している
- エッセンス保存戦略はマイクロフィルムへの変換にも合致している
- 指摘されたマイクロの欠点については、最新のIT/フィルム技術の調査を提案
- 電子媒体での移行については、媒体変換や検査システムの確立、運用経費確保等の長期運用上の課題解決が必要であり、他の報告書にもみられるごとく毎年の予算が取れないと失敗する恐れがある!としている。
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デジタルブラックホール
同館での電子公文書保存の実態報告 |
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- 運用コスト負担軽減のため、マイクロフィルムに変換しての保存を実用化テスト
- 可用性と保存
* 電子とアナログの両技術を組み合わせ、相反する要求であるアクセス性と保存性を確保
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- 参考文献として
* 電子記録のアーカイビング (小川千代子著)
* デジタル情報クライシス (中島 洋 編著)
- 米国州政府電子公文書の保存方法を調査 (2002.11)では・・
* 10年以内 ⇒ 電子
* 10年以上 ⇒ マイクロフィルム/紙および電子
* 永 久 ⇒ マイクロフィルム/紙
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