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ビネガーシンドローム 〜 おたくは大丈夫? 〜
2.調査と計画
2−2
一次計画
目的 : 一次調査の総括と二次調査にむけての計画立案
1)
一次調査結果の総括
課題の把握
劣化
フィルムの判別
保存ニーズ査定
2)
一次計画
@
保管条件整備
マクロ的 ⇒ 保管室の空調、除湿機設置 …
ミクロ 的 ⇒ 乾燥剤、調湿剤 …
A
包材交換
B
劣化抑制措置
⇒ 酸放散・吸着・別置
C
二次調査企画
(劣化フィルム対象) 等
フィルムケースと帯封
(中性紙のもの)
*
サンプリング調査の結果から
⇒
“A-Dレベル2以上のフィルム”を特定し数量の確定をする!
A-Dレベル2以上のフィルムはどの時期の、どのグループの
フィルムか?
*
規模により、
どの程度の費用をかけて、どうするか
を決める!
*
二次調査はいつ
やるか?
フィルム状態と必要な一次対策(案)
必須要件 :
保管条件整備、包材交換
(注) IPI の推奨対策は
こちらの表
を参照。 低温 : 18℃以下、冷温:8℃以下
具体的な劣化対策
放散処理
古いフィルムの酢酸の放散処置
( JIS Z6009-1994 参考2 )
1.
酢酸の影響
⇒ 放散後は開放系で保存
2.
放散の手順
・ 放散 ・ 包材交換 ・ 別置
調湿・酸吸着
「マイクロフィルム保存の手引き」
(JIIMA)
第5章 マイクロの保存と管理
(注)
調湿剤、酸吸着剤については各々の特性を良く理解し、安全なものを時々の状況にあわせ使用することが大切です。
(*)
モレキュ ラ・シーブは自重の20%まで吸湿しますので3.5g → 4.2gになったらフル吸湿ですので交換です。
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