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ビネガーシンドローム 〜 おたくは大丈夫? 〜
2.調査と計画
2-3.二次調査 〜調査内容〜
目的 : 劣化フィルム全数に対し、巻き返しなどの作業実施。
あわせ フィルムの変形、画像の劣化を調査
1)
A-Dレベル2以上のフィルム
(注)
を
悉皆調査
(注)
ADレベル2以上を劣化フィルムとしたのは、自触媒作用点 であるレベル1.5からレベル2.0 の間は集計のまとめ段階で概ねレベル2.0に丸められると判断したためである。
2)
調査
:
専門業者
に委託
文書情報管理士
( JIIMAの認定証)
3)
点検内容
:
機能劣化 ( 画像・形状の変化・劣化 )
4)
機能劣化度
:
3レベル評価
5)
その他
:
PETフィルムの抜取り点検調査
保管状況によっては、PETフィルムにも機能劣化現象がみられることもある。
東京大学経済学部資料室 小嶋浩之氏のレポートには「PETベースのものにも劣化が多く見られるという衝撃的な結果となった」
と報告されている。
『月刊IM』 Vol.45 No6 2006-6月号より 15P
機能劣化の点検内容
フィルム形状
⇒ フィルムの変形については
こちら
をご覧下さい
*
ゆがみ
*
エッジ部の波打ち
*
ベトつき
*
析出物(白粉)
*
ブロッキング
画像劣化
*
画像はがれ (乳剤面剥離)
*
銀鏡化
*
マイクロスコッピクブレミッシュ (コロイド銀ブレミッシュ)
*
変色・褪色 etc.
機能劣化度評価
次のアクションに向けて評価を行なう!
機能劣化度はABCの 3レベルに分類
レベル
A
:
劣化が見られない
⇒ 劣化抑制策を講じだましながら使う。
レベル
B
:
劣化が見られる
⇒ 要保存ならフィルム複製が急がれる。
レベル
C
:
劣化が著しく活用が不能
(注)
⇒ あきらめた上で何をするか?
(注)
マスターフィルムからの複製フィルムの作成が出来ない状態や、活用フィルムの閲覧が出来ない状態を言う。
図書館では通常、マスターフィルムはネガ、閲覧用フィルムはポジが多い。
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