第44号の特集は「北海道ニセコ町情報公開条例」です。
ニセコ町は羊蹄山のふもとに広がる町で、豊かな自然があり、人口は1999年3月の時点で、人口4,545人でした。
ニセコ町は、請求されて出す受け身型の情報公開制度より、住民が必要とする情報を自ら積極的に出すことによる「情報共有のまちづくり」が重要を考え情報公開条例を制定しない方向での町政を進めてきたそうです。そして、専門家や町民などを委員とする「広報広聴検討委員会」を設置し、「まちづくり住民講座」などで住民との検討を開始しました。
こうした検討の中で、情報公開条例がないことのマイナス要因が指摘され、情報共有を積極的に進めるステップとして、情報公開条例を制定する必要があると認識されました。
記事によれば、情報公開条例を作り上げていく過程に、多くの町民が参加していることがわかります。資料2情報共有化スケジュールでは、「ニセコ町情報公開条例」「ニセコ町個人情報保護条例」が平成10年9月に可決、公布された後も、情報共有化を推進するための住民参加の検討会が開かれています。
記事の後半部分には「ニセコ町情報公開条例」(平成10年9月25日条例第17号)が載っています。文字が小さくて言葉は難解で、すぐ第何条何項という記載があるので、読みにくいですが、頑張ってみました。何度も読み返しましたが、内容を全部理解するのは難しいと思いました。
ニセコ町のHPには、ニセコ町情報後公開条例の簡単な説明と条例全文、条例全般について詳しく解説しています。興味のある方は、ご一読してはいかがでしょうか。
文書管理通信第44号全部をPDFでご覧になりたい方はこちらへ!
|