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「マイクロフィルムなんて・・」と言う声を聞き始めてからだいぶ経ちます。
しかしそのマイクロフィルムを活用した電子データのアーカイブ化のお話が、なんと今までのセミナー演目の中で10点満点中9点と最高の受講者満足度を得ました。
これって注目に値しますね!
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講演をする中台氏 |
【 電子自治体 ⇔ 総合文書管理システム ⇔ 文書の電子化 】
電子自治体構築の真っ只中、すでに幾つかの自治体では総合(統合)文書管理システムが導入され活用されています。
決済をはじめとした文書管理業務の電子化は、当然の帰結として、紙文書中心に執り行われていた従来の体制から、文書の電子化が必須アイテムとなって来ます。
【 何を電子化したらいいの? 電子文書管理システムでの運用は?】
「この書類は電子化する必要があるのかな?」
電子起案、紙起案、表紙だけ電子化・・・などシステム導入・運用に際してはご自分の団体にあわせ大変きめ細かな検討がなされています。
しかしここにひとつだけ 落とし穴 があります!
このテーマを取り扱ったのが 富士写真フイルム株式会社 産業機材部の中台氏にお願いした「文書の電子化の推進ならびに電子アーカイブについて」との講演でした。
【 落とし穴 ってなんだ? 】
それは電子データーの利活用における『保存性』の確保です。
長期保存を必要とされる官公庁・自治体での文書管理では、この観点から少なくとも次の3つの項目を担保しなければいけない!との主張から文書管理の運用における「紙」、「電子」、「マイクロフィルム」が持つ各々の特長をとらえ、互いに補完しより強固なシステムへと発展させるための考え方をお話いただきました。
1)記録メディアの脆弱性の補完
2)活用機器更新に伴うデータ、システムの継続性保持
3)利用ソフトの継続性保持
国立公文書館の事例など適切な引用例とともに、ひとつひとつのお話が「なるほど!」とうなずけるものばかりでした。
【 レジュメ送付希望の方は・・】
参加者満足度で最高得点を獲得したこの演目ですが、残念ながらレジュメを一般公開することができません。
『ご希望の方は』
*まだの方は利用者登録をして下さい。( 無料です )
*BUNKANフォーラムのメッセージ欄に「電子アーカイブのレジュメ希望」と記して送信してください。 PDFファイルにて抄録をお届けいたします。
平成18年9月 「文書管理通信」編集室 編集主幹 中 村
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