1.課題の理解 |
TACフィルム劣化のメカニズム |
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TACフィルム劣化のメカニズムは下記研究機関によって解明が続けられた。 |
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- ローチェスター工科大学画像保存研究所
( Image Permanence Institute 「以下 IPI 」 )
- マンチェスター工科大学 (現:マンチェスター・メトロポリタン大学)
- フランス記録画像保存研究所
- フィルムメーカー : イーストマン・コダック、アグファ・ゲバルト、富士フイルム
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@ マンチェスター工科大学 1987年 の寄稿論文 |
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- 劣化は 酸加水分解 による。
- 酢酸が発生し蓄積されると、その 自触媒作用 によりその後は急速に劣化する。
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A ローチェスター工科大学画像保存研究所( I P I ) |
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1988-1990年に大規模な調査研究を実施 |
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- 酸性度の測定を通常のPH(水素イオン濃度)と遊離酸度の双方で測定し、TACフィルム劣化進行を見るには 遊離酸度 (注1)が適切であるとした。 (注2)
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(注1) |
遊離酸度 :発生する酸を中和するのに必要なアルカリ量で酸性度をあらわす。 |
(注2) |
PH値は 自触媒作用点を過ぎてもあまり変わらない。 |
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