2019年11月末に、このページに掲載を始めた「日本におけるファリングシステムの現況とあるべき姿」と題した論文の第1章については、その後第2章の執筆を進める中で、表題及び第1章の記述内容が、続く第2章との関係で齟齬を生じていることに気づきました。第2章がある程度進んでから第1章のリリースをすればよかったのですが、今回のように感覚を開けて連載で章を追って執筆するという経験が筆者にも編集室にも無かったことが原因ですが、赤面の至りです。
まことに恥ずかしいことではありますが、第2章の掲載開始のタイミングに合わせ、表題と第1章を改訂し、再掲載させていただくことといたします。
新しい表題は「日本におけるファイリングシステムの歴史とあるべき姿」です。
既に第1章をお読みいただいた方には大変申し訳なく、お詫び申し上げます。
余り代わり映えしない改題と思われるでしょうが、先の表題には文書管理やファイリングシステムの歴史を考察する観点が抜けていたことから、「現況」の代わりに「歴史」という語を使用することにしたものです。
第2章については全3節(もしかしたら4節まで)の内、既に2節までは執筆を終えているのですが、引用論文や、挿入した画像の出典についての検証を進めていて第1節のみが終わっている状態です。第2節には必要に応じて許諾を得る必要のあるケースもあり、すぐにアップと言う訳に行かないため、第2章の公開は第1節までとしました。
2章第2節、3節の公開は今月末もしくは6月前半には行えるよう編集部一同鋭意努力しております。続きは今しばらくお待ちください。
ご挨拶にしては長文となりましたが、ぜひ皆様には、この論文をお読みいただき、文書管理通信編集部に活発なご意見をお寄せくださいますようお願いいたします。
いただきましたご意見は、本論に厳しい批判をされているもの、賛意を示されているものを問わず、必ず掲載させていただきます。
ただし、ご意見をお寄せいただく場合には、その後に筆者や編集室からのお礼や疑義へのご回答、あるいは反論に対するご説明などを行うことができますよう、ご自身のメールアドレスと氏名とを示していただくことをお願いいたします。
万一、自らを明らかにしたくない事情がある方で、お名前等が欠けているご意見であった場合でも、編集室ではしっかり読ませていただきまして、必要に応じて寄せられたご意見を掲載いたしますが、悪意による誹謗中傷に終始し、本論文を介してのいかなる論議、論争も成立しないような内容であると判断した場合には、このルールは適用せず、掲載も行いませんのでご了承ください。
なお、ご意見を文書管理通信に掲載させていただく場合には、氏名、所属等の個人情報は、ご本人の了承なしに一切掲載することはありませんのでご安心ください。
また逆に、氏名を公表して良いと言う場合には、ご意見にその旨を明記してください。
(以下、改訂後のINDEXです。)
第1章 はじめに・・・本論考が目指すもの
第2章 簿冊の歴史と特性及び文書管理と簿冊式ファイリングシステムの歴史
第3章 米国式ファイリングシステムの画期性と誕生の背景にあったもの
第4章 文書管理とファイリングの到達点・・ペーパーレスに到る道
「文書管理通信」編集主幹 渡邊秀博
2020年5月22日 |